野川は、つい30年ほど前までは、飲料水溜概用水として人々の生活に密着し、また所によってはわさび畑を育み、

 アユやウナギなどの漁の場でもありました。

 暴れ川、の異名をとった旧野川は、昭和49年から3年の歳月と1億700万円の工事費を費やして、

 延長約2.2キロメートル、平均幅員10メートルの緑地公園として生まれ変りました。

 今では、四季を彩る緑の散歩道として、ジョギングコースとして、また子どもの遊び場として、市民に親しまれていますが、

 この、野川緑地公園こそ、旧野川の狛江市を流れる本流でした。