府中郷土の森博物館
’10、2月、アサヒタウンズを読んで、今日は久しぶりの晴天と言う事で、府中郷土の森博物館に梅見にお出かけ。
梅が1100本見られるとの事。梅はちょっと地味なお花のイメージがありますが、府中市の「市の花」が梅なんだそうです。
JR南武線、京王線分倍河原の駅からバスで10分足らずで府中郷土の森正門前に到着。あまり知られていない梅の名所なので、
空いていました。
「東京都府中市にある、建築物を中心とした野外博物館である。多摩川の是政緑地に隣接した自然の多い場所にあり、敷地面積
は13haを超える。郷土資料を展示する本館を中核として、府中市域の江戸中期から昭和初期の建築物を移築復元して保存してい
る。府中市は武蔵国の国府という中心地であったため遺跡が多く、それら市内遺跡からの出土品を展示している。昔の生活道具
や農耕道具の展示と体験イベントを通じて当時の民俗を伝えている。ハケ、多摩川、浅間山、梅園など、今と昔の自然を楽しめる
ようになっている。天文に関する知識を得られるようにイベントが行われており、また平床式日本最大級のプラネタリウム(非常に
近い位置にある五藤光学研究所製)でも知られる。常設展展示解説・復元建築物解説をはじめ、各種イベント等が行われる。梅園
では「梅」が収穫され、梅干・梅ジャム・梅羊羹・梅酢が製造販売されている。」 ウィキペディアより
博物館
プラネタリウムがあります。ただし別料金。
梅園
三分咲き程度の園内を散策。
実を採るためでしょうか、「白加賀」の本数が一番多いです。
梅ノ木の下には福寿草の花が可憐に咲いていました。
久しぶりの春の日差しに、鶫クンも芝地をお散歩。
モミジの滝と野外ステージ。
ロウバイの小径
早春の日差しを受けて黄色が映えます。ソシンロウバイの花は終わり、マンゲツロウバイの花がまだ見頃。
マンゲツロウバイ
園内には市内から移設されたと思われる塔があちこちに散在しています。
(左)馬頭観音 (右)庚申塔
万葉歌碑
左の建物で蕎麦屋さんを営んでいましたので、ソバなどすすってお昼に。
土蔵内部
蔵の中には壁の見本が展示されていました。左官屋さんの組合の力作です。
海鼠壁
「海鼠壁(なまこ壁)とは、 土蔵造りの外壁仕上げとして、正方形の平らな瓦を張り付け、目地を漆喰でなまこ形(半円形)に盛り上
げたもの。江戸時代の初期に武家屋敷に始まったものが、民家の土蔵造りに使われるようになって、また、劇場の外壁の意匠にも
応用された。」
聚楽壁
「聚楽壁とは、和風建築の土壁の仕上げのひとつで、黄褐色の壁土にわずかに黒点や錆が出ているもののこと。聚楽壁は、日本
の伝統的な土壁のひとつで、左官塗りの仕上げ材の一種として、茶室などに広く用いられてきた。豊臣秀吉が京都に建てた聚楽第
付近で産出された土が聚楽土と呼ばれ、その土を用いたため、この名がついたといわれる。聚楽土に、すさ、砂、水などを混ぜて
施工される。耐火性に優れ、年月を経過しても変わらない、あたたかみのある独特の風合いが好まれる。現在では、聚楽土は入
手困難な貴重品なので、珪砂や細骨材を混入した塗料を吹き付けて本来の聚楽壁に似せて仕上げた壁も聚楽壁と呼ぶことが多
い。」
錆聚楽壁
大津壁
「大津壁は石灰に粘性の色土とすさを混ぜたものです。石灰は良質のもので、色土は色彩と保水性を得るために粘性のあるもの
がよく、漂白した麻すさ、または紙すさを加え水で混練りします。大津壁は仕上げ面が漆喰、プラスターに似ているので設計の仕様
書で混同されることがあります。しかし素材の組み合わせは全く別種のものであり、漆喰のように煙、塵芥を吸収して黄変、又は赤
変したり鏝斑が出にくいのが特徴でもあります。糊を使用していないために内壁は勿論、外壁にも使用できます。大津磨き仕上げ
は技術的にも、また日本壁を代表する最高の仕上げといえます。そのほか、づぼ大津仕上げ(ついやり)、並大津仕上げ(苧捏
ね、二分)と呼ばれる仕上げがあり、その土地の色土を入れればその土地独特の大津壁が出来きます。」
大津磨壁 朱と黒
薬屋さんの店舗内部。
ひな祭りが近いので、お雛様が飾られています。
校舎内で府中水辺の楽校の研究発表。
左はドジョウとギンブナ、右はオイカワとカワムツ。
その会場を使って、本日は地元アコーディオンクラブの発表会。
早春賦の合唱などを楽しみ本日はお開きに。
市町村の運営する公園としては大規模なもの。一度訪ねて見てはいかがですか。