高尾山

フランスの権威あるガイドブック、ミシュランのフランス向け日本ガイドで高尾山が京都、富士山、厳島神社などと並び’三ツ

星’に認定されました。「大都市付近にこれほど自然豊かな山が存在していることはパリでは信じがたい」とのことです。

’三ツ星’認定は 日光、京都、奈良、東京、高尾山、富士山、飛騨高山、厳島神社、姫路城 です。

遠足の定番、高尾山が富士山と並ぶ景勝の地に選ばれびっくり。数十年振りに行ってみました。

 

高尾山登山路

 

ケーブルカー清滝駅前

ケーブルカー乗場

駅前にはお茶屋さんが参道の左右に。アド街ック天国、ぶらり途中下車の旅など旅番組でお馴染みの名物とろろ蕎麦のお

店が並びます。下は家の中に木が生えているので有名な高橋家さん。

ケーブルカー高尾山駅先の展望台から。今日はあいにくの霧。

夏場営業の山上ビアガーデン’ビアマウント’からはこんな眺めが楽しめるんですね。

たこ杉

浄心門。高尾山薬王院の入口。

今日は浄心門をくぐって直ぐ左に入る3号路(かつら林コース)から上ってみました。

道は狭く、細い所はすれ違うのがやっと。木漏れ日の森の中を登ります。

途中には木の橋が架かっているだけの細い山道を登ります。

最後に急坂があり、山頂まじかで、5号路(山頂ループコース)に出ます。頭上には、かつらの大木の緑が美しく拡がり山頂

付近で景色が開けるまで森の中を進みます。

 

1号路は浄心門を真直ぐに進み、108段の階段を上る男坂か、緩やかな坂道の女坂を上り、高尾山薬王院の四天王門に。

山門の手前には沢山の歌碑や句碑が山側に並んでいます。下は北原白秋の歌碑。

天狗の腰掛け杉。ご神木です。

 

高尾山薬王院

四天王門

重層入母屋造り、楼門形式。屋根は瓦棒型銅板葺き。増長天、持国天、多聞天、広目天の四天王像が安置されています。

また大きな天狗の面もあります。

(左)増長天 (右)持国天

(左)多聞天 (右)広目天

大きな天狗の面

 

大本坊

(左)黒門。大本坊の入口。寛政10年の建立。 (右)大本坊

大本坊前のご神木の杉

 

仁王門

都有形文化財。紅殻彩色の門。単層寄せ棟造り、銅板葺き。両脇に那羅延金剛力士、密迹金剛力士の仁王像が安置され

ています。

下の写真は仁王像の裏側。紅殻彩色が鮮やか。

 

大本堂

明治34年(1901年)に、建築された。入母屋造り。

 

釣鐘

 

愛染堂

 

聖天堂

 

大本堂脇の菩提樹

 

大師堂

都有形文化財。江戸中期の建立。昭和37年に解体修理を行っているそうです。

 

飯縄権現堂

都有形文化財。拝殿・幣殿・本殿の三殿一体となる権現造り、江戸時代後期の代表的な社殿建築です。本殿は享保14年

(1729年)建立、続く宝暦3年(1753年)には、拝殿、幣殿が再建されました。さらに文化2年(1805年)に大改修が行われま

した。戦後は昭和40年に大修理。平成10年に大改修を行っているそうです。

拝殿は入母屋造り。拝殿正面には第32世隆玄貫首揮毫の「飯縄大権現」の額が掲げられています。本殿は入母屋造り。社

殿全体にわたり彩色彫刻で装飾した華麗な社殿です。飯縄権現堂正面両脇には大天狗、小天狗、さらに手前の山腹斜面に

は明治42年(1909年)に建てられた三十六童子像があります。

飯縄権現堂向かって左側

飯縄権現堂正面

飯縄権現堂向かって右側

大天狗と小天狗

 

福徳稲荷社

飯縄権現堂の脇の小社。屋根は入母屋形式、正面に軒唐破風を付した造りで、小社ながら極彩色の社殿。

 

 

天狗社

 

 

不動堂

 

(左 )浅間神社 (右)奥之院不動堂への階段

5号路(山頂ループコース)と交差して山頂に出ます。

 

高尾山の自然

 

ギンリョウソウ

’07、06、26撮影

 

ホンモンジスゲ カヤツリグサ科 スゲ属

’07、06、26撮影。植物愛好家の皆さんがガイドの方から説明を受けているのに遭遇。教えて頂きました。

珍しい植物だそうです。東京では「山野に生育する多年草で、4月〜5月に花をつける。特に丘陵部では生育地が激減してい

ます。」と言う絶滅危惧種に近いもののようです。

 

ヤマアジサイ(山紫陽花)  ユキノシタ科 アジサイ属

 

ホタルブクロ キキョウ科 ホタルブクロ属